≪再投稿②≫~10/14㈮からの「草木染め・手織り・・・ 松本紬展」に向けて~ 草木を集め染料を作り出す・・・「“究極の草木染紬【松本紬】展」究極と伝えたくなる仕事その② HOME展示会・イベント ※2020年9月に投稿分の再投稿です。 「“究極の草木染紬”【松本紬】展」より、今回は松本ご夫妻の草木染めへのこだわりをご紹介いたします。~ 山桜の場合 ~松本ご夫妻が住まわれている、新潟県魚沼郡津南町はとても雪深い所です。冬の時期になると… 電車が! 住まわれてる家も!雪におおわれてしまうそうです… 晴れ間の日はとっても綺麗!そして、春になると積もった雪の影響で木の枝が折れてしまったりして・・・ そのままではと、剪定し枝と芽吹く前のつぼみを・・・ 細かく刻んで・・・ 煮だして・・・ こして・・・そして・・・ 染める。ただ、一度では染まらないので、干して、乾かして、もう一度染め・・・さらに干して、乾かして、もう一度染めと・・・3回くらいはするそうです・・・う~ん・・・気が遠くなりそう・・・(^^;)そうすると・・・ 柔らかな色目に染め上がりました!ただ、松本 英利さん曰く「最近は透き通った色にしたくて、一番煎じの染料は取っておいて、二番煎じとか三番煎じのもので染めるんだ」との事、それで染めると・・・ 本当に透き通るような色に! 「こういう色にしたいなぁ、ならんかなぁ、と思いながらいろいろ試してるんだよ」と、サラッと言われてもですねぇ・・・今、良いと思うものを作る事を目指す!そんな探求心が旺盛な「少年少女」のような松本ご夫妻です! その色、風合い、自然のものを用いて生まれたその紬は作り手の想いや人柄まで表しているような…絹糸を藁灰より抽出した灰汁(アク)で製錬し、自生している草木を用いて染め、そして織り上げる…私どもの先代が惚れ込んだ”究極の草木染紬”【松本紬】。松本ご夫妻は出会われて30年余り、愚直で真摯な物づくりの姿勢を崩すことなく続けてこられました。孤高に生き抜いてこられたお二人の人柄と作品、写真だけでは伝えきれない”色”や”風合い”をぜひ触れていただきたく思います。皆様に見て、触れていただきたい!どうぞお時間を作っていただきお立ち寄りくださいませ!