たのしいきもの 叶や

≪再投稿①≫~10/14㈮からの「草木染め・手織り・・・ 松本紬展」に向けて~ “灰汁精練”をするために…「“究極の草木染紬【松本紬】展」究極と伝えたくなる仕事その①

※2020年9月に投稿分の再投稿です。

「“究極の草木染紬”【松本紬】展」より、松本ご夫妻のこだわりをちょっとだけご紹介いたします。

~ 灰汁精練 ~

精練とは生糸に付着しているセリシンを取り除く事です。

一般的には石鹸やソーダ灰などで行うのですが、松本さんは草木染の事を書物などで調べるにあたりその昔は藁を燃やして水に浸けてアルカリ液を作りそれで精練をしていたとの事を見つけたそうです。

そこで、近くの農家の方に藁を譲り受けて灰汁精練を始めたそうです。

しかし、稲刈りにコンバインなど機械で行われると藁までバラバラになり中々手に入れにくくなったそうです。

 

そして…

自ら稲つくりを始めたのです!

「農薬使ったら今までやっている事が意味が無くなるのでは・・・」

と、思って無農薬栽培をする事に!

ほんの一週間ほど咲く“稲の花”

かまで収穫し、

干して「藁」を作り、

その藁を燃やし、完全に燃え尽きる前に

それをこして精練する灰汁を作り上げるのです!

さらに、上澄みを越して出来上がりです!

そして、精練すると…

精練前は固く生成り色だった糸が…

白く透き通るような輝きを放つしなやかな糸に!

なぜこれだけ手間がかかってしまうことをするのか?

松本 英利さんお尋ねすると、

「石鹸系やソーダ灰でも十何年か経つと若干黄色くなる事がきになって・・・」

と、気になってしまい今も灰汁精練をされているそうです。

余談ですが、松本さんの作られるお米は無農薬ということもあってかとても瑞々しく美味しいのです!

手間暇だけでなく、ものを作り出す“想い”や“優しさ”も含まれている!

と、個人的に感じております(#^^#)

その色、風合い、自然のものを用いて生まれたその紬は作り手の想いや人柄まで表しているような…
絹糸を藁灰より抽出した灰汁(アク)で製錬し、自生している草木を用いて染め、そして織り上げる…
私どもの先代が惚れ込んだ”究極の草木染紬”【松本紬】。

松本ご夫妻は出会われて30年余り、愚直で真摯な物づくりの姿勢を崩すことなく続けてこられました。

孤高に生き抜いてこられたお二人の人柄と作品、写真だけでは伝えきれない”色”や”風合い”をぜひ触れていただきたく思います。

皆様に見て、触れていただきたい!
どうぞお時間を作っていただきお立ち寄りくださいませ!