南部鉄器の産地は盛岡市と奥州市。
盛岡の鉄器は17世紀初め、南部藩主が京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたのが始まりとされ、奥州の鉄器は、平安時代末期、藤原清衡が近江国から鉄器職人を招き、武具などを作らせたのが始まりとされています。
南部鉄器は、銑鉄(せんてつ)を主原料として造られます。
その魅力は質実剛健、そして素朴で深みのある味わいにあります。
仕上げに漆を塗ることで錆止めにもなり、鉄の素材を柔らかに活かす独特のデザインは、南部鉄器ならではの表情を創り出しています。
※4岩手県ホームページより引用