2023.10.14 遅ればせながら・・・ ◆いい感じの琉球絣を見つけてしまいつい・・・ 日付が前後しますが、10/2㈪・3㈫に京都へ出張してまいりました。今回は打ち合わせをメインにお取引様へ訪問してまいりました。今月の最終確認、来月の事、再来月の事、来年の事と・・・お話ししているときにフッと案が浮かんだり中々充実した出張となりました。まだまだお伝えできない事ばかりで写真等も・・・(*_*;9月末までだいぶ残暑が残っていたせいか、訪問先もどこものんびりした雰囲気。こんなところにも気候変動が感じられるとは・・・そんな中、打ち合わせがメインの為あまり仕入れはしないつもりだったのですがいくつかついつい・・・ ◆加藤萬さんで来年の干支の「辰」、"こんなの面白いから作ってみました!"という「黒柴」の帯揚げ!ちなみに「辰」はすぐにお買い上げいただきました~(*^^)v ◆お尋ねいただく機会が増えてきたフォーマルのお品も少し・・・ ◆"蘇る着物"の例として、派手な色目の色無地を附下風にアレンジ! そんな中、展示会以外の事も打ち合わせ。12月に行う「Re:Design"蘇る着物"ご提案会」。これは、お家にお持ちの着物の中で着にくくなってきた着物などを今の自分に合わせてデザインし直す=Re:Designをご相談をお受けする会です。会には、藤井絞:田尻さんをお招きします。田尻さんは絞りだけでなく、染めや刺しゅう、織りにも精通しており、私どももこれまでも何度となく相談させていただいておりました。綿やポリエステルは再加工が中々難しい。しかし、絹という繊維はいろんなことができます。若いころに作った着物、お母さまなどの思い出の着物、お知り合いから頂いた着物・・・「ちょっと派手に感じてきたな・・・」「もらったけどこのままじゃちょっと・・・」「雰囲気を変えられないかな・・・」そのように思われることありませんか? ◆私どもが所有しているピンクの小紋もこの通り! ただの染替えだけでなく、絞りや刺しゅうなどで柄足しなどして"着たいっ!"と思ってもらえるように・・・もちろん、裄・袖丈・身丈・身幅などの直しやシミ抜き・カビ取りなどもお受けしております! 話がちょっと変わるかもしれませんが、「呉服屋」は本来"御用聞き"なのかもしれません。昔は親が着物の着方を教えていたりしていたところ、核家族化が進み着物を着る方がというより着物の着方がわからない方が増えて行ってしまったような・・・さらに、世の中の皆が余裕がなくなってしまったという事も大きな要因ではないでしょうか?それに連なり「呉服屋」も減っていき身近に相談できるところも減っていき・・・私どものですが、どうしても「販売優先」の状況になってきてしまいました。そんな状況に改めて危機感を感じ、少しでも皆様がご相談などしていただきやすくなればと思い「コーディネート研究会」や「和のパーソナルカラー診断」、「日本酒の会」など今までと少し違うことを取り組み、皆様に楽しんでいただいたり、何か発見を感じて頂いたりしてもらえればと・・・同時に私どものお店、スタッフの事を知っていただければとも・・・「Re:Design"蘇る着物"ご提案会」もその一つです。着物を販売するだけでなく着物を着ることのお手伝いや手助けすることも「呉服屋」の役目だと考えております。本来であれば皆様がたくさんあるお店の中から一押しのお店が選べる状況でしたら良いのでしょうが・・・あくまでも私個人の考えですが、他の「呉服店」様と共存共栄していかなくてはならないと思います。どんな世界も"独り勝ち"できることは無いのですから・・・私どもで対応できないときはわかる範囲でですが他のお店をご案内しております。皆様もお気に入りのお店でお買い物だけでなく色々とご相談してみたはいかがでしょうか?もしかしたら自分たちが知らない事や手助けになるヒントをいただけるかもしれません。私はそのようなお店にしたい!叶や 桑原