2023.06.09
一脇さんと話をして・・・

◆科布を使った木草履
ちょっと間が空きましたが、先月後半に開催しました「京都 千藤"染織展"と一脇"受注会"」が無事終了しました!
久々にたくさんの方に来ていただき盛り上がった会となりました!
こちらも楽しく過ごさせていただき、皆様に感謝です!
さて、3日間(会の始まる前からですと4日間)ご一緒させていただいた「一脇」さん。
3年ぶりということもありますがいろいろと楽しくお話しさせていただきました。
今回の会はまさに「一脇」さん様様でした。
元々知名度は高い方でしたが、着物雑誌や著名な方も履いているということもあって、新しい方にご来店いただきました。
素直に「来てくださってありがとう」と思う気持ちと共に「一脇さんがいなかったらお客様は来てくれていただろうか・・・?」と。

◆今回は"紫"の木草履が好評でした!
反省点は多々ありますが、とてもありがたく心強いお話もしていただけました。
「叶やさんには色があるね」
どのような事かというと、私どものような呉服屋はついつい色々と用意してしまいがちです。
フォーマルものからカジュアルな紬、木綿などなど・・・
小物も流行り物を随時用意したり・・・
結果、「何を販売したいの?」となってしまうことがあります。
そこで、つい2年ほど前から「叶やはこんな商品をご用意してます!」的なイメージで私どもの好み=叶や好みのお品を取り扱っていこう取り組んでおります。
もちろん、ご要望されるお品などもご用意しておりますが・・・
皆様に「叶やはこういうテイストだよね~」と感じていただけるように・・・
少しはなってきているでしょうか・・・?

◆こちらももう少しご覧いただきたかったです・・・
もう一つは「お客様とは対等だ」とのお話し。
以前にも記載させていただきましたが、一般的な習慣として「お客様は神様です」と想いがちなのです。
本来は、作り手、売り手、買い手それぞれ”対等“だということ。
それぞれの立場での諸事情や想いがあるということを感じながら考えて対応していくということです。
作り手や売り手が自分たちの利益が欲しいからと法外に高い値段で販売するとか、買い手が得をしたいが為に、できるだけ安くするように強引な値引きを迫ってきたりとか・・・
それは各々の立ち位置(立場)を利用しての事、それを得た側は良いのですが強要された側はどうなのでしょう・・・?
作り手、売り手、買い手と関わる方皆が気分の良い思いをしなくては成り立たないのではないでしょうか?
だからこそ「お客様とは対等だ」と考える、全く同意見でした。
ちょっと偉そうな感じになってしまいましたね・・・
申し訳ございません・・・
ただ、そのように思いながら商売をさせていただいているということをご理解いただきたくて・・・
これからも全力で色々とご紹介させていただきます!
“トキメキ”を感じましたらその時ご相談してくださいませ!
どうぞよろしくお願いいたします!
叶や 桑原