たのしいきもの 叶や

2023.05.07

ゴールデンウィーク最終日想うことを

◆万両には最適な雨なのですが・・・

だいぶサボってしまってました・・・

忙しい・・・いや、そんな事ないのですが・・・

あくまでも"気ままに"アップしてますのでご了承ください・・・(^_^;)

ゴールデンウィークも最終日、しかも最後の二日ともと雨・・・

お出かけ計画されていた皆様にはちょっと残念でしたね・・・

例年この期間は「フラワーフェスティバル」があり人でもとっても多いのですがここ数年はそこまででもありませんでした。

ただ、今年は3月後半から海外の方が増えそして国内の観光の方も増え久しぶりに周辺は賑わってます。

まあ私どものお店にはあまり関係ないですが・・・

今月も月初に京都へ行ってまいりました。

いつもですと一泊はするのですが今月は日帰りに。

◆マンガン染の小千谷縮「蟹」

時期的にも展示会をしているところが少ないというのもありますが、なにせ宿泊代が高い!しかもない!

そこで今回は訪問する先を絞ってお伺いしました。

伺って感じたことは・・・

季節のお品が少ない・・・

生産数を減らしていたこともあるのでしょうが、5/8㈪から感染防止策全面解除決定により今後大いに動き出すだろうとの考えから生産数よりも注文などが増えてしまったそうです。

元々夏物等はたくさん作られていなかったという所にも原因があるかもしれません。

私どもも【なつ ひとえ 展】開催するにあたり前々から準備をしておりましたが全部を取り揃えることは難しいので各メーカーさん、問屋さんにご協力していただこうと話しはしていたのですが・・・

今回はなんとかご用意出来そうでとりあえず一安心・・・

◆貴重品となってきた「しな布」

今回の出会いとしては「しな布」の帯!

自然布は色目がたまらなく良いですね~(*ノωノ)

近年は中々見つけられなくてですね・・・

(値段とのバランスもありますし・・・)

今回は無地ものを選ばせていただきました!

こういった自然布などかなり貴重になってきてます。

5、6年前からしてもかなり値上がりもしてますしねぇ・・・

くず布やふじ布など今年はあまり見かけなくなってきました・・・

昔ながらの民藝なものほど段々と厳しくなっていくのでしょうか・・・

良く「今後手に入らなくなりますよ」みたいなことを言われますがいよいよ

現実味をおびて帯びてきてしまいました。

◆「塩沢」も織元が数社しかないとか・・・

今月の【なつ ひとえ 展】はそういった事を加味すると「今後見れなくなる、触ることもできなくなるお品」があるかもしれません。

伝統的に受け継がれてきた技法などで作られたものが途絶えていく・・・

いつに世もある事ですが寂しいことです。

ただし、今作ってる方たちは後世に伝えていくためだったり好きだったりと本当に想いを込めて作っている方たちだと思います。

私はものも大切ですがそれを作り出す人や関わる人が素敵な方でなければと思っております。

手で作り出されるものは絶対にその作り手の人間性も現れているものです。

いつも思っていたのですが、もしかしたら「着物屋は美術館」から「博物館」になってしまうのかもしれませんね。

そういうことも踏まえて皆様に今見ていただけるものを見ていたたい!

ご遠慮なくお越しくださいませ。

心よりお待ちしております。

 

叶や 桑原