改めて「辻が花」とは・・・【 縫い締めと墨書きで・・・心和らぐ「辻が花」の世界 】

とき:10/9㈮ ~ 19㈪まで

辻が花」とは・・・

【縫い締めと墨書きで・・・心和らぐ「辻が花」の世界】を開催するにあたり、いろいろ調べて行くと“謎多き技法”ということを改めて感じます。

そこで「辻が花染め工房 絵絞庵」さんのホームページにとてもわかり易く説明が掲載されていたので抜粋してご紹介いたします。

~ 「辻が花」とは ~

辻が花とは何か、と聞かれても、資料不足や資料のあいまいさなどから一概には言えないが、現在の定義では「絞り染めを基調として、描き絵・摺箔・刺繍などを併用したもの」

ということでいいだろう。辻が花の基本となる絞り染めは、奈良時代から日本に伝統的に続く手法で、布を結んだり括ったりして染めた初歩的で簡略なものから、絵模様の輪郭を縫い絞って多色に染め分けたものまで様々なものがある。これは縫い絞った糸の圧力で染料が生地に入るのを防ぐ纐纈と呼ばれるものだ。描き絵とは、直接生地に絵を描く手法で時には絞りさえも凌駕して自己主張している感のものもある。次に摺箔だが、これは金箔や銀箔を糊などの接着剤を使って貼り付け、模様を出す技術である。中世の公家服飾や、室町時代には禅僧の袈裟などにも用いられていた。刺繍はその模様の表出性が高いため控えめに使われていたが、それも時代とともに変化していった。

 このように辻が花は絞り染めがほぼ主となってはいるが、他の補助技法との協調、あるいは離反という非常に複雑な展開が錯綜しているため、それを語るのはとても難しい。しかも、名称の由来や発生の時期や変化・展開は、ほとんど謎といっていいほど確証の無いものなのだ。

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~ 「辻が花」という名称 ~

 名称については多種多様な説がある。簡単にそれらを紹介する。まず一つ目は、模様が旋毛(つむじ)の生えた様に似ているから、という説。二つ目は、つつじが花が略されたものという説。次に、辻=十字路という意味で、これも模様に似ているからという説。また、模様と模様の間を[辻]というのだが、それと関係があるという説、等どれもこれといった確証の無いものばかりで、その名称がどこから出たものなのか、そして今日我々が辻が花と呼んでいるものが当時からそのような名称で呼ばれていたかは一切判っていない。しかし、名称がどうであろうがいつ生まれたのであろうがその美しさは変わらないのだ。

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~ 「辻が花」の歴史 ~

「辻が花」という名称は、15世紀後半にはじめて文献上に現れる。当時の資料に桂女が辻が花の小袖を着ていた、という記述があるが、その名称が何に由来するのか、またそれがどのようなものであったかは全くわからない。しかしその後は武家の故実書に、辻が花は女性や子供、若衆などが用いるものとして現れ、また成人男子にもスポーツ着には用いても良いともあり、武家層にまでその流行を広げていた事がうかがえる。1596年には豊臣秀吉が明国の使者へ、帰国時の餞別として辻が花を贈ったという記述もある。

 このように辻が花は、誕生からおよそ一世紀余りのあいだで各階層の人に用いられるまでに広がり、同時に「辻が花」という名称も、今我々が着物といえばすぐに「友禅」と口にするように身近な日常語となっていたようだ。当時日本にいたポルトガル宣教師でさえその名を耳にし、『日葡辞書』にTsujigafanaと収録している。

 もちろん一口に辻が花といってもそれぞれ各層の人々によって色や模様の好みも異なり、素朴なものから高級なものまで様々なものがつくられたことだろう。しかし現存しているものは当時の生産量から見ればほんの一握りの量で、寺社に奉納されたものや、上杉謙信・豊臣秀吉・徳川家康らの英雄が着用した形見など、特別に保存され伝えられてきたものばかりである。そのため辻が花は英雄しか着ることのできなかった最高級品であった、と考えられがちだが実際着物とは消耗品であり、特別な理由の無い限り保存されないのは当たり前といえる。

・訪問着「夜明け」

・訪問着「秋風」

・訪問着「深山路」

以上、「辻が花染め工房 絵絞庵」さんのホームページより抜粋させていただきました。

いや~ますます興味が湧いてきました~( *´艸`)

ぜひ実物をご覧になりに来てくださいませ!

福村 廣利 さん

福村 健 さん

“桃山文化の隆盛の極みに華麗にして繊細な美の花を咲かせ、いつしか時の流れの中で姿を消した幻の染め「辻が花」・・・”

長い歴史の中でどのようにして誕生し伝わってきたのか?

友禅染の登場・発達に伴い、江戸時代中期には“自然消滅”という形で一度姿を消した不思議な技法の一つ「辻が花」。

諸説ありますが明治、大正、もしくは昭和初期あたりに室町~桃山時代等の“小袖裂”が人気を博しいつしかそれを「辻が花」と呼ぶようになったとか・・・

今回は、「現代の辻が花」の訪問着、附下、小紋、染帯などその“美”をご紹介する会です。

ぜひお越しくださいませ。

【 出品予定作家・工房など 】

・小倉 淳史 さん

・福村 廣利 さん

・森 健持 さん

・小野 純子 さん

・工芸きもの野口 さん

・辻が花工房「絵絞庵」 さん

・染織工芸 むつろ さん

など

ー 恒 例 -

秋のお手入れキャンペーン

とき:10/31㈯まで

「きものの汚れはどうしたら…?」 「いくらぐらいするのかなぁ?」

などなど考えられてる方、お悩みの方、どうぞご相談ください!

1番のオススメは「汗抜き」です!

汗はほぼ水分なのですが、塩分やカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質、さらに乳酸、尿素などの老廃物などなど…

通常の”丸洗い”は、石油溶剤での揮発洗いの為、染み込んだ汗を除去する事はできません。 

そして、この汗がのちに大切な着物にシミや大きなダメージを与えることの原因となる事が多いです。 「丸洗いしたのにシミが…」なんてお話しも良く耳にします。

別メニューとはなりますが、期間中当店へ持ち込んでいただきますと【サービス価格】にてお受けします! もちろん、”無料見積り”をした上で皆様とご相談しながら進めてまいります。

どうぞご遠慮なくご相談くださいませ!

#お手入れ #丸洗い #汗抜き #染み抜き #洗い張り

~ 王朝の華やぎ ~

首里染織展

とき:10/23㈮・24㈯・25㈰・26㈪の4日間

皆様に安心してご覧になっていただけるように、

①従業員のマスク着用

②アルコール消毒ハンドジェルの常設

③定期的な換気

などの事項を徹底しております。

◆ホームページ・Facebook・Instagram・Twitter・「オンラインショップ」は定期的に更新してまいります。

こちらもどうぞご覧くださいませ。